いきなり下品な話になるが、
吾輩はおっぱい好きのデブ男である。
名前は匿名と言うことにさせていただきたい。
おっぱい好きではあるが、大きさには貴賤は無いと考えている。
ただ3cm以上の乳輪(半径)または乳首(長さ)は苦手である。
何故おっぱいという物が好きかを自問自答してみたところ、
「男だと個性の出しようのないところだから、見ているだけで楽しい」
という答えが自分の内から返ってきた。
確かに男のおっぱいは何のために存在するか分からない。
神は女を創造した後に、惰性で男のおっぱいに乳首をつけてしまったんじゃなかろうか。
これまでの人生の中で、一度たりとも自分のおっぱいを有効活用した覚えが無い。
むしろ乳首の周りがやたら痒い上に、変なブツブツまで出てきた。
しかも、何だか知らないうちに乳首が黒ずみ始めたと来た。純粋なピンクのままでいたかった。
デメリットばかりだ。どうしてくれる。
話がそれた。
まあ、そんなこんなで僕はおっぱいが好きであるのだが、
僕の持つもう一つの属性である「デブ男」である故、
僕はおっぱいというものに悩まされ続けてきた。
時は思春期。
青春という名のビッグウェーブが押し寄せている時期だ。
(この波、うっかりしているとノり遅れる上、
人生の重大な分岐点となっているのだから性質が悪い)
無事に青春の波にノり彼女をゲットできた少年は「青春サーファー」とも言える存在になり、
例え失恋に至ったとしても、その経験をバネに順風満帆な生活を送れたりするのだから、
日頃温厚な僕も般若面みたいな顔になろうというものだ。許すまじ。
さて、糞青春サーファー野郎のごとく彼女をゲットできなかった男達は、
常日頃から欲求不満に悩まされている。
その中で「おっぱいを揉みたい。」という思いが芽生えたとしても、
おっぱいを揉ませてくれる女性がいる時点で青春サーファーなのであり、
波にノレなかった自分たちは欲望を胸に抱きながら妄想で何とかするしかない。
妄想しようとしても感触が想像できない?
大丈夫!時速80kmの車から手を出した時の感触が、
女性のおっぱいを揉む時の感触と同じらしいから!
(※危ないのでやめましょう)
ただ実際、妄想をしたところで欲求不満なのは変わらないわけで、
この燃える両手がおっぱいをわしづかまんとするを求めている以上、
何かしらの方法でおっぱいを揉まなければ気が済まなくなる。
しかし先ほど言ったとおり、合意の上でおっぱいを揉ませてくれる女性などいないし、
女性のおっぱいを合意の無い状態で揉むと人生が終わる。
そこで白羽の矢が立ってしまうのが、デブの男なのである。
デブのおっぱいには脂肪がある。女性のおっぱいだって脂肪だ。
女性のおっぱいには夢がつまっているのであれば、
デブ男のおっぱいにも同等のものが詰まっているはずである。
そう思ってか知らないが、デブである僕はことあるごとに胸を揉まれていた。
胸を揉まれるのはくすぐったくて非常に嫌なのだが、
思春期の少年はもうそれどころじゃなかった。
「合意が無くても男ならOK」という狂気にその目は染まっていたのだ……。
……なんてことを、数日前風呂に入っている最中にふと思い出し、
「実際に思春期の少年達はどのような感触を得ていたのだろうか」などと考え、
と自分の胸を揉んでみた。
こんなもんか。こんな感触で彼らは満足だったのか。
そんな疑問を持つレベルの残念な感触だった。
僕自身、女性のおっぱいを揉むような魂のステージに至れていないので、
女性のそれと比べてどうか、と言われると答えることは出来ないのだが、
もし女性のそれがMyおっぱいの感触と同じであれば、
おっぱいと言う存在に絶望してしまうかもしれない、そんな感触だった。
ただ思い返してみると、僕のおっぱいを揉んだ後の彼らの顔はきまって笑顔だったので、
思春期の少年的には自分の妄想を具現化できた歓喜の方が大きかったのかもしれない。
吾輩はおっぱい好きのデブ男である。
名前は匿名と言うことにさせていただきたい。
そして、おっぱい好きではあるが一人前のデブとして、
「おっぱいというものに価値を感じさせてはならない」と考えている。
現在思春期の少年達はもうおっぱいに価値を見いだしてしまっているので手遅れだが、
幼稚園生ぐらいであればまだおっぱいの価値に気付いていないはずだ。
男子幼稚園生の耳元で「おっぱいは恐ろしいものだよ」
「おっぱいはいざという時は乳頭からビーム出して君の眉間を撃ち抜いてくるよ」
などと扇動していければ、きっとデブの悲しみの無い世界が生まれる。
そんなことを僕は日々考えながら生きている。
なんというか色々ごめんなさい。

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