これまでのWindows100%はWindowsのフリーソフトを中心に扱いつつも、3Dデザインソフト講座・イラスト講座・MMD講座にUTAU講座とクリエイティブな連載や、Windowsの名を誌名に掲げつつ脱Microsoft宣言したりやたらとUbuntuを推したりとなかなかにロックなやつでした。
昨今は同じ出版社が発行している「iP!」との内容のダブりっぷりが凄まじく、もうお前ら結婚しろよという感じだったのです。
そんな中、前号の時点で編集長が変わることとリニューアルすることが発表され、どのような感じになるのかドキドキしていたりしました。
そしてつい最近リニューアルしたWindows100%が発売されました。
ロゴと表紙のノリは変わっていないので違和感なく手に取れましたが、元々DVD付き雑誌だったものがDVD無しになった上、そもそも左綴じから右綴じに変わっています。週刊アスキーか。週刊アスキーを目指しているのか。
DVDがつかなくなった理由というのが、DVDドライブがつかないパソコンが普及し始めたことと、コストの問題という辺りが時代の流れを感じます。
ブロードバンド回線もかなり普及しましたし、仕方がないのかもしれませんね。
内容的なところに触れますと、「フリーソフト×無料アプリお得技」特集では、様々なフリーソフトの使用法の他、今流行りの「クラウド」なサービスの使い方やサービスごとの比較を行っております。
パソコン初心者にも分かりやすいよう、使用例を用意し丁寧に解説されているあたり、非常に好感が持てます。
また、新連載として「パソコンのじかん」という企画があるようで、パソコンのハードウェアについてパソコン初心者向けに紹介しています。
私が購読を始めた理由が、この手の連載があるからだったりするので、このままパソコン初心者にも優しい誌面作りで突き抜けていっていただきたいものです。
いやー、なんというか前は「パソコン知識をどこで身につけたのか」と聞かれた際、Win100の名前を挙げたくとも裏系情報が強かったもんだから、「初心者にいきなりこれ勧めるのはまずかろう」と、「パソコンの神からのお告げ」とヤバげなワードで逃げてたのでこれで助かるというか安心というか。
フリーソフトは有名どころを中心にたくさん紹介されていますが、iTunesの代替となるソフトを一冊で4本ぐらい紹介するのはやりすぎだと思います。iTunesが大事な人の仇のようなノリです。……まあ、iTunesなんだか重いしね……。
裏系の話については、動画サイト・3DS改造・RMTの話が出てきているものの、数号前と比べれば格段に薄くなっている模様。
その代わりに、最新パソコン・スマートフォンの検証特集に10ページほどをさくなど、クリーンな印象が強めになっています。
クリエイティブな方面では、「ウィンドウズでカメラをかじってます」ではデジカメの使い方から、フォトレタッチのテクニックまで事細かに解説されています。普通に勉強になるから困る。
また、リニューアル後も引き継がれた「MMD講座」では新・世界樹の迷宮のキャラがモデルとして配信されていますが、DVDは付かなくなったためWindows100%Webサイトからのダウンロードになります。
そうそう、今号からWindows100%では付録として「デジタル版無料閲覧パスワード」が用意されています。
というのも、今号からWindows100%公式サイトで本誌丸々をPDFで配信し始めておりまして、それをダウンロードすればパソコンでもスマートフォンでもタブレットでも読めるようになっています。
ただPDFはパスワードで保護されていますので、それを読むためには付録のパスワードを使うしかないというわけです。
今号配布分のMMDモデルについても、そのパスワードが無いと開かないようになっていますので注意しましょう。
スマートフォンやタブレットの話題が割と多く「これではWindows80%ではないか」という感じですが、今やクラウド等でスマートフォンやタブレットと連携させるのが当たり前な時代なのでそこあたりも仕方がないのかもしれません。
あと、リニューアルにあたり全体的な雰囲気がクリーンになった関係で、「漫画・コラム抜きの週刊アスキー」と呼びたくなるくらいには週刊アスキーです。
正直読みやすさという点ではWindows100%の方が上のような気がする(単に慣れの問題かも)のですが、いかんせん競合相手が強すぎる気がするのでどこかで差別化していく必要があると思います。誌面にうつる編集者が何故か全員女装しているだとか。
大きくリニューアルしたので正直まだ戸惑っていますが、とりあえず来月号も買う予定です。
DVD抜けた分安くなったしね。
デジカメ講座が本当に勉強になるから仕方ないね。

ブログランキングです。
本サイトをお気に入りになりましたら、クリックをお願いします。